こんにちわ
Physio-Notesです
ここまで、肩関節の解剖学関節の肩甲上腕関節、胸鎖関節、肩関節について勉強していきました
関節の痛みの原因や、関節に加わるストレスを勉強していくと、滑液包という言葉を見る事が多いです
膝や肩、肘などの関節が痛むとき、その原因は『滑液包(かつえきほう)』にあるかもしれません
滑液包は、関節の動きを滑らかにするクッションのような役割を果たす大切な存在です
しかし、使いすぎや負担がかかることで炎症を起こし、痛みや不快感を引き起こすことがあります
今回は、滑液包の役割や仕組み、そしてトラブルの原因とその対処法についてわかりやすく解説します。
あなたの体を守るためのヒントを見つけてみませんか?
滑液包とは
滑液包(bursa)は、関節や筋肉、腱、靭帯、骨の間にある小さな袋状の構造で、滑液(関節液に似た液体)が中に含まれています
この構造は、摩擦を減らし、組織がスムーズに動くようにサポートする役割を果たしています
滑液包の役割
摩擦の軽減
筋肉や腱が骨の表面を滑るとき、摩擦が発生します。滑液包はこの摩擦を減らし、
組織がスムーズに動くのを助けます
衝撃の吸収
特に関節の周りで、外部からの衝撃を和らげる働きがあります
可動性の向上
滑液包が潤滑の役割を果たすことで、関節や筋肉の動きが効率的になります
主に滑液包がある場所
主な関節包がある場所は以下の通りです
- 肩(例:肩峰下滑液包)
- 膝(例:膝蓋前滑液包)
- 肘(例:肘頭滑液包)
- 股関節(例:大転子滑液包)
- 足(例:アキレス腱滑液包)
滑液包の障害:滑液包炎(bursitis)
滑液包が何らかの原因で炎症を起こす状態を「滑液包炎」といいます。主な原因や症状、対処法を以下にまとめます。
- 過度の使用
同じ動作を繰り返すことで滑液包に負担がかかる(例:ランニング、投球動作)。 - 外傷
打撲や転倒による直接的な衝撃。 - 関節炎などの基礎疾患
関節リウマチや痛風が原因となることもあります。 - 感染症
特に肘や膝の滑液包は、外傷から細菌が侵入して感染を引き起こすことがあります。
- 痛み
動かしたときに特定の部位に痛みが出る。 - 腫れと熱感
滑液包が腫れて、触ると熱を感じることがあります - 可動域制限
炎症により関節や筋肉の動きが制限される。
おわりに
今回は、関節にある滑液包についてまとめていきました!!
滑液包について学ぶことで、トレーニングやリハビリ場面の痛みの評価にもつながってくると思います!
痛みにつながらないように、姿勢や動作の改善、ストレッチとトレーニングに対して
アプローチして、滑液包に負担をかけない動き方手に入れましょう!!
最後まで読んで頂きありがとうございました