はじめに
こんにちわ
Physio-Notesです!!
前回の「痛みの概念」に引き続き
今回は「痛みの分類」について復習していきたいと思います。
今テーマでは、痛みを分類を理解することで、痛みの評価をしていく時の
整理につながると思います。
痛みの分類
痛みの分類は大きく2つに分けられます。
急性疼痛と慢性疼痛に分類されます。
急性疼痛は、生体防御反応として、生命への警告信号として働きます。
一方、慢性疼痛は、持続的に続く疼痛とされています。
慢性疼痛は気質的な異常や機能のみの問題ではなく、
心理社会的要因が複雑に関与して痛みを増悪、遷延化させている事が
明らかになってます。
痛みの病態に基づいた分類
侵害受容性疼痛(nociceptive pain)
組織の損傷、あるいは損傷の危険性がある場合に生じる痛みであり、
侵害受容器の活性化により生じる疼痛です。
侵害刺激が生じる、機械刺激、熱刺激、冷刺激、化学刺激など生体に害が及ぶような
侵害刺激で生じます。
神経障害性疼痛(neuropathic pain)
体性感覚神経の病変や疾患によって生じる疼痛です。神経の損傷部位によって末梢神経障害性疼痛、中枢神経性疼痛に分けられます。
切断や圧迫による神経損傷、脳卒中などで生じます。
痛覚変調性疼痛(nociplastic pain)
侵害受容器の活性化、体性感覚神経の病変や疾患がないにも関わらず、
痛みの知覚異常・過敏によって生じる疼痛です。
おわりに
今回は痛みの分類について、勉強していきました。
術後のリハビリで評価していく疼痛は、
痛みの分類は急性疼痛であり、
病態に基づいた分類は侵害受容性疼痛に分類されますね。
アプローチとしては、侵害受容器に対して適切に介入していく事が必要ですね。
痛みが続く事や体の不調により、あまり動かさなくなる事で慢性疼痛に
つながっていくケースも考えられますね。
今後は、もう少し慢性疼痛やイメージがつきにくい痛覚変調性疼痛についても
もう少し調べていきたいと思います。
今回も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。