Training

ファンクショナル トレーニング

はじめに

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こんにちわ

Physio-Notesです

今回はトレーニングの中でな、筋トレではなく、
動きの質を高めるトレーニングを勉強していきたいと思います。

ファンクショナルトレーニングとは

関節生理学や機能解剖学に基づいた、身体の機能に関する基本的な理論です。

人間には約200個の骨と、650個の筋肉があります。
日常生活でも、スポーツ場面でも根底にある筋肉・体の動かし方は一緒なのです。

筋トレでなく、動きのトレーニングだという事が重要です。

関節を正しく使うことで、関節に負担をかけない運動が可能になります。

関節の動かし方 + 効率的な体の動かし方 = ファンクショナルトレーニング

すなわち

ファンクショナルトレーニングの目的は
関節や筋肉を正しく使い、効率的に動けるための体を手にいれることです。

どんな効果があるの?

スポーツにも、予防医療やボディメイクにも効果があります。

簡単には下記に紹介した効果が得られます。

①身体の歪みを調整
②体感力アップ
③肩こり・腰痛の解消
④ダイエット効果
⑤ケガの予防

ファンクショナルトレーニングの原則

関節を正しく使い、効率的な動きを手に入れるには、
人間が本来持っている機能を上げる事が重要です。


そのためには、下記の5原則が重要になります。

5原則

①重力(gravity)を利用する

②関節を正しく動かす 分離(dissociate)と協同(integrate)

③力の伝達 キネティックチェーン(kinetic chain)

④3面を使う (3dimension movement pattern)

⑤力の吸収と発揮 力の吸収(loading)と力の発揮(unloading)

①重力を利用する
人は重力の中で、日常生活やスポーツを行なっています。ファンクショナルトレーニングでは常に重力に抵抗した動作を行なっていきます。

②関節を正しく動かす 分離(dissociate)と協同(integrate)
関節には動かす関節と固める関節が全身交互に存在しています。
関節を動かす時には、その隣の関節は固定しなけてば、負担がかかってしまいます。
例えば、股関節を動かす時には、腰椎を正しく固定しなければ、負担がかかり痛みの原因になってしまいます。

③力の伝達 キネティックチェーン(kinetic chain)
キネティックチェーンとは運動連鎖とも呼ばれていて、動作は一つの筋の働きだけで起こっているのではなく、各筋肉が役割を分担しながら動作を作り出します。
一つの筋肉を動かす事より、たくさんの筋肉を同時に使った方が理にかなっています。

④3面を使う (3dimension movement pattern)
3面とは、矢状面、水平面、前額面のことを言います。
矢状面は前後の動き、水平面は回旋の動き、前額面は左右の動きの事を言います。
この3面の動きをバランストレーニングの中に組み込む事で、
各関節を正しく機能して、機能的な動きにつながります。

⑤力の吸収と発揮 力の吸収(loading)と力の発揮(unloading)
筋肉はゴムと似ていて、伸ばして力を吸収して、
縮めて力を発揮するという性質をもっています。
ジャンプが一番わかりやすい例ですね。
力の吸収と発揮は、普段の生活や、スポーツの中でも無意識に組み込まれています。
そうした動きをトレーニングの中でも、効果的に組み込んでいきます。

ファンクショナルトレーニングの流れ

①アセスメント・姿勢・動作の評価・修正

②アクティブストレッチ

③コアトレーニング:体幹の支える筋群を鍛える

④バランストレーニング:平衡感覚や神経系を鍛える

⑤ストレングストレーニング:筋力とスピードを養う

⑥ストレッチ

大まかにはこの流れでおこなっていき、個人のレベルに合わせて各トレーニングの難易度や強度を調整していきます。

おわりに

今回はファンクショナルトレーニングについて、勉強していきました。

個人的には、筋トレ器具などがなくても、
マット一つあれば、しっかりとトレーニングできるので、クライアントのトレーニングでも取り入れています。

メニューが無限に考えられる点も、非常に良いですね!!

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。